本日の東京新聞朝刊に秋田県三種町の特産であるジュンサイの生産量が減少しているとの記事が掲載されていた。ジュンサイと言われてもピンとこないが、味噌汁や酢の物に使われる具材である。水草なので天候に左右されやすく、栽培が難しいため、中国産の輸入が8割を占め、国内産は2割となっている。その2割の国内産の90%が秋田県で生産されている。
また、秋田県は昨年2020年の国税調査で、県人口96万113人となり、2015 年の前回調査より6.2%(6万3006人)も減少しており、全国トップクラスで人口減少が続いている。農家だけでなく、県全体が高齢化している中で、国産のジュンサイを維持するのは難しそうだ。写真にもあるように、いまだに木製の船で手作業で収穫作業が行われている。