以下、本日の東京新聞のホームページより。
長野に住む作家で、天皇制廃止に向けた運動を展開する堀内哲さんを中心とした市民グループが、都と大会組織委員会を相手に、東京五輪の中止の仮処分申請を東京地裁に申し立てたという記事である。
1998年の長野五輪の時も、五輪だから人権や民意を無視して国威掲揚のためにやっちゃえというムードに包まれた。今回の東京五輪でも渋谷の宮下公園の野宿者締め出しといった、「おもてなし」のために弱者や少数者を切り捨てるような発言や施作が相次いでいる。そのような雰囲気の中で、あえて流れに棹さす行動が大切である。
それにしても、堀内さんは学生時代から寸分も変わらない。ブレない人物である。
東京五輪・パラリンピックの開催に反対する長野県の市民らが9日、小池百合子都知事と大会組織委員会の橋本聖子会長を相手に、「新型コロナウイルスの感染拡大で市民の命が危険にさらされる」として開催の差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。申し立てをしたのは、市民団体「オリンピックいらない人たちネットワーク」の有志4人。申立書では「4回目の緊急事態宣言下で大会を強行開催することは愚の骨頂だ」として中止を訴えている。都内で会見した申立人の堀内哲さん(50)は「まだ中止は可能だ」と話した。(三宅千智)