本日の東京新聞朝刊に、長崎県五島市で深さ40mの海底を流れる潮流を活用した「潮流発電」の実証実験の記事が掲載されていた。
日本近海は、時速9kmにも達する黒潮(日本海流)が流れている。ネットの情報だが、黒潮の1秒間に流れる海水の量は、紀伊半島沖合で東京ドーム48個分にも相当するという。沖縄や鹿児島でも実験が展開されていたが、島の数が全国で1番多い長崎県で、一般家庭の約300世帯分の消費電力を賄える成果を得られたとのこと。
これは明るいニュースである。日本は風力も太陽光も、決して条件が恵まれている訳では無い。一年中雨や曇りがあり、太陽光の効率は高く無い。また、強い偏西風が吹く欧州と比べ、日本の気象条件では風力もベース電源とはならない。それらに比べ地熱や潮力は極めて安定したエネルギーを供給する。
この記事を読んでくれた高校生の皆さん、将来選択の一助となりませんか? 楽しそうだと思いませんか。なお、潮力発電は長崎大学や佐賀大学、早稲田大学で研究・実験されているとのこと。