本日の東京新聞朝刊に、「中国のハワイ」とも称され、国際的な観光地ともなっている海南島が特集されていた。海南島は北緯20°付近の熱帯モンスーン気候地域に位置し、ベトナムやフィリピンと同緯度にある。付近を暖流が流れ、太平洋側からの湿った季節風が吹くため、雨季の降水量が極めて多い。
習近平体制になってから、新疆ウイグル自治区や内モングル自治区、香港などで、急激に「中国化」がゴリ押しされている。記事によると、海南島でもイスラム教の少数民族(回族と呼ばれる)に対する宗教弾圧が強化されている。大切なのは、台湾問題や中印国境衝突、ミャンマー情勢も含めて、アジア地域における中国のプレゼンスをしっかりと見据えることである。