本日の東京新聞朝刊記事より。
授業の中で触れる時間がなかったチベット情勢についての報道です。新疆ウイグル自治区への抑圧に関する報道が続いているが、中国政府によるチベットへの圧政は70年に渡って続いている。チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ14世は、60年以上もインドでの亡命生活を続けており、チベットに帰ることができていない。ダライ・ラマ14世の亡命後、標高4,000mから5,000mのチベット高原を越えて中国とチベットの中心都市ラサを結ぶ、総延長2,000kmの青蔵鉄道が開通した。そして、チベットはどんどん漢民族が移住し、観光産業のおかげで経済発展を続けてきた。新聞記事にもある通り、経済発展の裏で政治的弾圧は数十年に及ぶ。
中国の政治経済を捉えるには、香港や台湾だけでなく、内モンゴル自治区、新疆ウイグル自治区、インド、ミャンマーと、周辺国の政治経済と合わせて考えていく必要がある。
中間考査は終わったが、東アジア情勢への注視は続けていきたい。