日別アーカイブ: 2018年8月16日

『世界をひとりで歩いてみた』

眞鍋かをり『世界をひとりで歩いてみた:女30にして旅に目覚める』(祥伝社 2013)を読む。
タレントの真鍋かをりさんがひとりで訪れたパリ、ベトナム、ギリシャ、トルコ、ロサンゼルスでの旅日記である。iPhoneのグーグルマップを片手に見知らぬ町をスタスタと歩いたり、海外に居ながらツイッターでフォロワーのファンからアドバイスを貰ったりと、「元祖ブログの女王」の異名に相応しいIT活用能力である。
また、トルコの地下宮殿の風景をドラクエや「ゼルダの伝説」のダンジョンになぞらえたりするところも面白かった。最近はテレビ番組で見かける機会は少ないが、ここ1番の勝負笑顔は可愛らしい。

『AKIRA』

大友克洋『AKIRA』(講談社 1993)全6巻を一気に読破する。
ぐだぐだとあらすじを述べるのは不要だろう。
映画作成のため長期休載を経たので、前半と後半の繋がりに疑問を感じる場面があったり、特に後半は様々な思惑や勢力が入り乱れ、話がややこしくなったりするが、そうした疑問や前半に張られた伏線が圧倒的なアキラくんのパワーで気持ちいいほどに薙ぎ倒されていく。