山口和幸『ツール・ド・フランス』(講談社現代新書 2013)を読む。
1903年の第1回から2013年の第100回まで歴史を重ねてきたツール・ド・フランスについて、ジャック・アンクティルやエディ・メルクス、ベルナール・イノー、グレッグ・レモン、ミゲル・インデゥライン、ランス・アームストロング、アルベルト・コンタドールなどの優勝選手を中心に紹介する。日本でも飛び抜けて知名度のあるツールであるが、単なるスポーツではなく、観光業界や機材メーカー、フランス国家の思惑などが上手く噛み合って成立しているということがよく分かる。