瀬戸内寂聴『わたしの源氏物語』(集英社文庫 1993)をだいたい読む。
教材研究の一環として手に取ってみた。
主に桐壺巻から雲隠巻までの作者の思いの込もった解説集である。本文を読むよりも分かりやすく、話の流れも合わせて理解することができる。末摘花や六条御息所に対する共感や、花散里を厚遇する光源氏に対する疑問など、教科書や受験参考書には絶対に書かれていない話が興味深かった。
全部読み切ることはできなかったが、来年、再来年にもう一度しっかりと読み返したい。
『わたしの源氏物語』
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