今井一彰『健康でいたければ鼻呼吸にしなさい』(河出書房新社 2015)を読む。
久しぶりに新刊本を手にした。
タイトル通り、口呼吸は万病の元であり、鼻呼吸にすると、花粉症やアトピー、インフルエンザに歯周病、リウマチ、喘息、難治症疾患にまで効果があるという奇跡的な治療法を紹介している。といっても難しい治療ではなく、著者の考案した口周りと舌の筋肉を鍛える「あいうべ体操」と睡眠時に口呼吸を防ぐ「口テープ」の2つだけである。嘘のような話であるが、まずは2ヶ月実践してみたい。
以下、「あいうべ体操」について、著者のみらいクリニックのホームページより転載。
次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
- 「あー」と口を大きく開く
- 「いー」と口を大きく横に広げる
- 「うー」と口を強く前に突き出す
- 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
1~4を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける
この体操は、真剣に行うとかなり疲れます。慣れるまでは、2~3度に分けたほうが続けやすいでしょう。入浴時にやるのがおすすめです。
また、「あいうべ体操」は、しゃべるときより口をしっかり、大きく動かす必要がありますが、無理は禁物です。
とくに顎関節症の人やあごを開けると痛む場合は、回数をへらすか、「いー」「うー」のみをくり返してください。この「いー」「うー」体操は、関節に負担がかからないため、何回行ってもけっこうです。
「ベー」がうまくできない人は、大きめのあめ玉をなめて、舌を運動させましょう。舌運動と甘味の刺激で、脳も活性化します。