五木寛之『林住期』(幻冬舎 2007)を、深夜の川治温泉のホテルのホールで一人読む。
すでに70代の半ばに差しかかっている著者五木氏が、50代から70代という人生の後半の生き方の哲学を述べる。
<blockquote>50代から改めて「自分」のために生きる古代インドでは、人生を四つの時期に分けて考えたという。「学生期」(がくしょうき)、「家住期」(かじゅうき)、そして、「林住期」(りんじゅうき)と「遊行期」(ゆぎょうき)。「林住期」とは、社会人としての務めを終えた後、すべての人が迎える、もっとも輝かしい「第三の人生」のことである。</blockquote>
『林住期』
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