雨森良彦『まんが安心育児 幸せママの妊娠・安産』(小学館 1988)を読む。
妊娠から出産までの流れの概要が分かった。
『日本の文化』
村井康彦『日本の文化』(岩波ジュニア新書 2002)を読む。
記紀や風土記から日記文学、茶道を経て、松尾芭蕉までの近世以前の日本の文化を網羅的に取り上げる。しかし、瑣末な事柄にこだわり過ぎて日本文化のイロハも分からない。挿し絵や写真がほとんどなく、ひたすら文章だけで文化の概要を説明しようとする編集方法に問題あり。後半は内容の理解に苦しみ、読み進めるのが苦痛であった。はっきり言って駄本である。
『教科書が教えない歴史』
藤岡信勝自由主義史観研究会『教科書が教えない歴史…A』(扶桑社 1996)を読む。
産経新聞に連載されていたコラムをまとめたもので、近現代史における細かな事件なり人物を取り上げて、日本の大和魂を賛美する内容となっている。明治維新以降の日本は大和魂を発揮して欧米に伍して自らの文化を守り抜いたにも関わらず、現在の日本人は日本が悪かったとGHQが一方的に作り上げた東京裁判史観に毒されていると藤岡氏は述べる。一人一人の人物描写が丁寧で読み物としては面白いが、歴史の流れの全体像は崩れてしまっている。詳細は新しい歴史教科書を作る会のホームページを参照されたし。
『中学校の「英語」を完全攻略』
大鐘雅勝『中学校の「英語」を完全攻略』(PHP研究所 1997)を読む。
まだまだ中学英文法は理解出来ていると自信を得た。最近の中学校の英語は会話中心で構成されていることに改めて気付かされた。
『マンガ ユング深層心理学入門』
石田おさむ『マンガ ユング深層心理学入門』(講談社+α文庫 1997)を読む。
フロイトとの確執が単純に分かりやすく書かれている。要は、幼児期に形成された抑圧された性意識という個人の経験を切り口とするフロイトに対して、綿々と受け継がれてきた人類普遍の無意識の世界を解明することを目指すユングの違いと考えることができる。といっても中身の薄い本でユングの目指した深層心理学については概要を掴むことすらできなかった。
