高村薫『地を這う虫』(文春文庫,1999)を一気に読む。
元刑事の男が刑事魂から事件に巻き込まれていく4つの短編が収録されている。どれも刑事物ではあるが、社会の片隅にしぶとく生きていこうとする男の人生が描かれており、印象に残る作品であった。
1993年に刊行された本の文庫化であり、インターネットやスマホもない頃なので、公衆電話や自動車電話、手帳に挟み込んだ地図などのアイテムが興味深かった。
高村薫『地を這う虫』(文春文庫,1999)を一気に読む。
元刑事の男が刑事魂から事件に巻き込まれていく4つの短編が収録されている。どれも刑事物ではあるが、社会の片隅にしぶとく生きていこうとする男の人生が描かれており、印象に残る作品であった。
1993年に刊行された本の文庫化であり、インターネットやスマホもない頃なので、公衆電話や自動車電話、手帳に挟み込んだ地図などのアイテムが興味深かった。