劉生展・殷占堂『馬を描く』(美術出版社 1989)を眺める。
馬の躍動感を描いた中国画の画集である。黒一色の筆一本で描かれるのだが、馬の尻尾がちょうど書道の払いのようで興味深かった。南船北馬という言葉があるように、中国北部では馬は生活に欠かせないものであった。農耕や輸送、戦争や儀式、そしてスポーツと、人間と触れ合う馬の表情は穏やかである。
劉生展・殷占堂『馬を描く』(美術出版社 1989)を眺める。
馬の躍動感を描いた中国画の画集である。黒一色の筆一本で描かれるのだが、馬の尻尾がちょうど書道の払いのようで興味深かった。南船北馬という言葉があるように、中国北部では馬は生活に欠かせないものであった。農耕や輸送、戦争や儀式、そしてスポーツと、人間と触れ合う馬の表情は穏やかである。