本日の東京新聞朝刊記事より。
本日の1限の授業で期末考査を返却できなかったので、経済破綻した南アジアのスリランカと、政治が破綻した中米のハイチを取り上げた。ハイチの説明で大統領が暗殺され、政治が全く機能していない犯罪多発の救いようのない国家だと蔑むような説明をした。
しかし、その後、日本の安倍元首相の銃暗殺事件が報じられ、ハイチを馬鹿にできな日本の情勢に恥じ入ることとなった。
真偽のほどは不明だが、1906年伊藤博文が現在の中国黒龍江省にあるハルビン駅で銃で撃たれた直後、自分を狙った犯人(安重根)が朝鮮人だったということを知り、「馬鹿な奴だ」と呟いたそうだ。テロで元首相を暗殺しても何の政治的な効果はなく、むしろ反感を買うだけの逆効果であり、朝鮮の独立が遠のくだけだという意味の言葉を遺したとも言われている。
安倍元首相も凶弾に倒れる寸前に、「馬鹿な奴だ」と呟いたのであろうか。