日別アーカイブ: 2022年7月8日

「ハイチ大統領暗殺1年」

本日の東京新聞朝刊記事より。
本日の1限の授業で期末考査を返却できなかったので、経済破綻した南アジアのスリランカと、政治が破綻した中米のハイチを取り上げた。ハイチの説明で大統領が暗殺され、政治が全く機能していない犯罪多発の救いようのない国家だと蔑むような説明をした。
しかし、その後、日本の安倍元首相の銃暗殺事件が報じられ、ハイチを馬鹿にできな日本の情勢に恥じ入ることとなった。

真偽のほどは不明だが、1906年伊藤博文が現在の中国黒龍江省にあるハルビン駅で銃で撃たれた直後、自分を狙った犯人(安重根)が朝鮮人だったということを知り、「馬鹿な奴だ」と呟いたそうだ。テロで元首相を暗殺しても何の政治的な効果はなく、むしろ反感を買うだけの逆効果であり、朝鮮の独立が遠のくだけだという意味の言葉を遺したとも言われている。

安倍元首相も凶弾に倒れる寸前に、「馬鹿な奴だ」と呟いたのであろうか。

『都市の自然を歩こう』

富村周平編著『都市の自然を歩こう』(岩波ジュニア新書 1995)をパラパラと読む。
札幌、仙台、東京、名古屋、京都、大阪、福岡の各都市の中心部から30分程度で行ける郊外の自然が紹介されている。東京であれば狭山丘陵や国分寺崖線、京都であれば鞍馬山と、電車で会いに行ける動物や昆虫、植物などが写真入りで説明されている。
巻末に執筆協力者の名前ががずらっと並んでおり、情報だけがまとめられた学習参考書を読んでいるような気分になり、途中で読むのをやめてしまった。