本日の東京新聞朝刊に、熊本県の水俣病、新潟水俣病、富山県のイタイイタイ病と並んで四大公害病の一つに数えられている四日市ぜんそくの判決から50年の模様が報じられていた。
メチル水銀が原因で脳が汚染され様々な神経障害を引き起こす水俣病や、カドミウムが原因で骨折を繰り返し全身を襲う痛みが生じるイタイイタイ病に比べて、四日市ぜんそくは字面だけみると印象が薄い。しかし、ぜんそくに悩み自殺した因果関係が不明瞭な患者を含めると、2000人以上の四日市市民が犠牲になったともいわれる。
また、この四日市ぜんそくの判決以後、大気汚染を取り締まる法律が制定されている。日本の負の歴史として確と記憶に留めておきたい。