伊藤正男『脳のメカニズム:頭はどう働くか』(岩波ジュニア新書 1986)を読む。
一度読んだことがある本だったので、サラッと読んだ。脳の部位別にその仕組みと機能について平易な言葉で説明している。いかにも岩波ジュニア新書らしい一冊だった。この手の本は心理学や「人間として〜」といった倫理的な色合いになりがちだが、あくまで自然科学の見地から、実験とそこから得られたデータから導き出される結果だけを述べており、著者の見識の高さが垣間見える。
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『子どもの肖像』
谷川俊太郎=詩・百瀬恒彦=写真『子どもの肖像』(紀伊國屋書店 1993)をパラパラと読む。
1988年と1993年の子どもの成長を撮った写真を並べて、テキトーに谷川氏の詩を並べただけの安易な企画本。
『萩』
吉賀大眉文・神山典之写真『『萩:日本のやきもの4(淡交社 1986)をパラパラと読む。
萩焼の歴史と作品の写真で構成されている。萩焼は文禄・慶長の役で帰化した朝鮮の陶工が、李朝陶技を毛利氏が治める防長二州の萩の地に伝えたことから始まる。
後半に萩焼の名作鑑賞の項があるのだが、全く意味が分からなかった。どうやら土の雰囲気を残して焼かれているものが価値が高いらしい。
『九州史跡見学』
川添昭二『九州史跡見学』(岩波ジュニア新書 1989)をパラパラと読む。
門司駅の変遷や、博多と福岡の違いなどが分かりやすく説明されていた。
この手の辞書的に解説が続く本は読むのが辛い。