尾川正二『文章の書き方』(講談社現代新書 1982)を手に取る。
伝わる文章の書き方というよりも、小説から例文を集め、美文名文について解説するというスタイルで、ハードルが高すぎた。
ここしばらく本棚にある国語教育関連の本を処分しようと思い片っ端から取り出している。いつかは読もうと思い保管していた本であるが、結局読まず終いだったのは少々寂しい気もする。
日別アーカイブ: 2018年1月20日
『中学入試のために 新聞で鍛える国語力』
町田守弘『中学入試のために 新聞で鍛える国語力』(朝日新書 2010)をパラパラと読む。
著者は国語教育の専門家で、現在も教壇に立っている。20年前に半年か一年ほど、講義を受けていたと記憶しているのだが、そもそも出席をしていなかったので、授業の内容も著者のことも全く覚えていない。
朝日新聞の記事をもとに入試を作成している首都圏の中学校入試を取り上げ、設問の狙いや解説が丁寧に説明されている。タイトルに「中学入試のために」とあるが、小学校6年生を対象としたものでない。入試作成担当者にとってはこれ以上の福音書はないであろう。