町田守弘『中学入試のために 新聞で鍛える国語力』(朝日新書 2010)をパラパラと読む。
著者は国語教育の専門家で、現在も教壇に立っている。20年前に半年か一年ほど、講義を受けていたと記憶しているのだが、そもそも出席をしていなかったので、授業の内容も著者のことも全く覚えていない。
朝日新聞の記事をもとに入試を作成している首都圏の中学校入試を取り上げ、設問の狙いや解説が丁寧に説明されている。タイトルに「中学入試のために」とあるが、小学校6年生を対象としたものでない。入試作成担当者にとってはこれ以上の福音書はないであろう。