落合Q太郎、藤井良樹他『メディアで欲情する本(別冊宝島 196)—ニッポンは電脳エッチの実験場だ!』(宝島社 1994)をパラパラと読む。
随分昔に買った本である。先日別冊宝島編集部に触れたので、おもむろに本棚の奥から取り出してみた。
インターネットやケータイが普及する前の、当時の最新エロ事情が紹介されている。アダルトCD−ROMやモザイクが外せる仕掛けのある無修正画像、パソコン通信からのダウンロード、ダイヤルQ2、AV情報誌、飯島愛、『ジョアンナの愛し方』、女子高生「ポケベルクラブ」など、今となっては懐かしいというか、具体的に思い浮かべることも難しくなった用語が並ぶ。山本晋也監督が監修したというアダルトLD−ROM「エンジェルメイト」にいたっては世界遺産ものであろう。
VHSビデオとβビデオの勝負もアダルトビデオの有無が大きな要因となったと巷間言われるが、現在でもSNSやHD動画配信に見られるように、男の欲情はいつの世も最新技術の牽引役なのである。
今やラジオでも活躍されている藤木TDCの名前が輝かしかった。
『メディアで欲情する本』
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