日別アーカイブ: 2015年1月14日

『すぐれた脳に育てる』

久保田競・久保田カヨ子『すぐれた脳に育てる:手と指の実践トレーニング33』(BL出版 2002)をパラパラと読む。
上の子が生まれた頃に買ったのだが、精神的な余裕もなく、本棚の奥にほっぽってあった本である。
大脳生理学の見地から子どもの早期教育の重要性を積極的に提言している久保田競氏と、子育て経験から創意工夫した幼児教育を実践している妻の久保田カヨ子氏の共著である。
手と脳は密接につながっており、生まれて間もない赤ちゃんの頃から手を使うことで、体性感覚野や運動野だけでなく、問題解決をするときに働く前頭連合野にも良い刺激を与える。本書では、握る、つまむという単純な動作から、鉛筆の持ち方、ハシの持ち方などの細かい指の使い方まで丁寧に指導方法が説明されている。
今回久しぶりにちょっと読み返してみたのだが、やっぱり面倒だという意識が先行し、実践する気にはならなかった。

『日と米』

爆笑問題『日と米(ひとこめ)』(幻冬舎 2007)を読む。
「爆笑問題の日本史原論」シリーズの第8冊にあたる。太田と田中の二人の漫談形式で、明治時代のペリー来航、日米野球から、昭和に入ってのGHQ占領、日米安保、ペトナム戦争、そして沖縄返還、日米地位協定、東京ディズニーランドまで、日米関係に纏わる12のテーマが設定されている。
参考文献の解説が豊富だったので、勉強のつもりで買ったのだが、試験も終わって疲れも残っているので、小難しいところは流して読んだ。
米国へ渡った咸臨丸の船長が勝海舟ということは知っていたが、その同じ船にジョン万次郎と福沢諭吉が乗り合わせていたことは知らなかった。小さい事実なのだが、幕末の複雑な時代の展開が少し整理できたような気がした。