日別アーカイブ: 2014年6月9日

地理学 第4課題

一 世界のEnergy・鉱物資源
 近代工業の発達のためには,大量のEnergy資源や鉱物資源を必要とする。世界では09年段階石油換算で120億tもの一次Energyを消費しており,日本だけでも石油換算で5億tものEnergyを消費している。近年,再生可能Energyの開発が進み,10%を超えるまでになっている。石炭は年間53.5億t産出され,Energy消費全体の27.2%を占めている。産出量は中国が5割を超え,America,Indiaと続く。輸出はAustraliaが3割弱,Indonesia,Russiaと続く。輸入は日本,韓国,Indiaと続く。石油はEnergy消費の3割を占め,1960年代の「Energy革命」以降,石油の利権を巡る領有権争いが絶えない。石油の多くは褶曲構造地層の背斜部に存在し,埋蔵量の半数が中東に集中している。年間の輸出量は20.1億tであり,Saudi Arabia,Russia ,Iranと続く。天然ガスは油田上部に滞留する石油系ガスと,有機物の腐敗によるメタン系ガスに分類され,環境負荷が小さく埋蔵量も多いため石油の代替として注目され,世界のEnergy消費の2割を占めている。輸出はRussiaが21.6%,Qatar,Norwayと続く。輸入は日本が10.4%で,米国,Germanyと続く。また,近年は地下の頁岩に閉じ込められたShale Gasを取り出す技術が確立され,米国を中心に開発ブームが起きている。
 電力は水力・石炭・石油などから作られる2次Energyである。水力,火力,原子力,その他の地熱や風力発電で構成され,Energy資源の有無やEnergy政策の違いを反映して,国によってその構成比は異なる。日本は1960年代まで水力が5割を占めていたが,徐々にその比率を落とし,09年段階で水力8%,火力71%,原子力が20%となっている。しかし,福島の原発事故以降,原子力発電の稼動は止まり,14年現在,太陽光発電を中心とした再生可能Energyが伸びている。
 鉱物資源は金属資源と非金属資源に分けられ,金属資源には,鉄資源の鉄鉱石と,非鉄金属の銅鉱,Aluminiumの原料となるBauxiteや鉛鉱,亜鉛鉱などがある。「産業のコメ」と呼ばれていた鉄の材料となる鉄鋼石は安定陸塊地域に多く,Brazil,Australia,中国の3カ国で産出量の約6割を占めている。日本や欧州の多くの国は,鉄鋼石のほぼ全量を輸入に依存している。銅鉱石は新期造山帯に多く埋蔵し,Chilei一国で世界の約3分の1を産出している。Bauxiteは,熱帯やその周辺に多く産出し,Australia一国で世界の3分の1を産出している。また,先端技術産業の発展とともに,希少金属の需要も拡大しているが,資源の偏在性が大きく,政治的に不安定な地域に多いため,国際的な供給の整備が求められている。

二 世界の環境問題
 Congo川流域,東南Asia,Amazon川流域の3つの熱帯雨林は,地球上の全面積の7%にすぎないが,生存する植物体の量は地球上の陸上植物の41%,生産量では30%を占めている。しかし,先進国資本による大規模農場や牧場のために,AfricaとSouth Americaでの減少が著しい。Brazilでは2000年から10年間で,264万haも消失している。熱帯雨林は生物多様性だけでなく,気候環境や地球温暖化などに多大な影響を及ぼすために,国際的な観点からの認識と協力が求められる。
 乾燥地域の砂漠周辺では,植生が乏しくなり裸地化して土壌浸食を起こす砂漠化が広がっている。森林や草原の過伐採や過放牧が進んだことが大きな原因である。砂漠化が進行してしまうと,周辺の気象環境も変わるため,元の環境に戻すことは難しくなる。特にSahara desの南の縁にあたるSahel地域やTakla Makan砂漠,Great India砂漠周辺ではDust Stormも発生し,住民生活を脅かしている。
 酸性雨とは大気中の汚染物質が雲や降雨の中に取り込まれ,ph5.6以下となったものである。森林や街路樹を枯らしたり,土壌や湖沼の酸性化を招いたり,野外の彫像を溶かしたりすることもある。1979年に条約が締結され,広域的な対策が取り組まれている。
 この百年間で世界の平均気温は0.68度上昇しており,温暖化が顕著に進行している。化石燃料を大量の消費するようになった結果,大気中の二酸化炭素などの温室効果ガスの濃度が増加していることが原因として考えられる。1997年には温室効果ガス排出量の削減目標を定めた京都議定書が採択され,今後さらに排出増が見込まれる中国やIndiaなどの新興国を含めた話し合いが続けられている。
 成層圏には日射中の紫外線を吸収するOzone層が分布している。冷蔵庫の冷媒やスプレーなどで広く使われていたフロン類がOzone層の破壊原因である。1987年にOzone層破壊に関するMontreal議定書が採択され,フロンの製造と輸出が禁止されたが,フロンの影響は21世紀半ばまで残るとみられている。

参考資料
『新編地理資料』(東京法令出版)
『新編詳解地理B』(二宮書店)
西沢利栄『アマゾンで地球環境を考える』(岩波ジュニア新書 2005)

地理学 第3課題

一 人口分布の地域的特色
 人間が日常的に居住している地域をÖkumene,居住していない地域をAnökumeneという。人口の増加や環境の変化などにより「人類は移動・拡散し,未開地を開拓してÖkumeneを拡大してきた。およそ70億人もの人口を抱える現在,全陸地に90%が開拓されてきた。
 人間の居住限界には,水平限界と高距限界があり,水平限界には,さらに,寒冷限界と乾燥限界とがある。寒冷限界は,Ökumeneの両極地方への限界であり,tundra気候の最暖月平均気温10度の等温線とほぼ一致する。乾燥限界は,砂漠気候の年降水量250㎜の農業限界線とほぼ一致する。高距限界は気温との関係が密接であるが,およそ標高3500mの森林限界とほぼ一致する。
 世界の平均人口密度は10年現在50.7人/㎢となっている。しかし,その分布は,Asiaでは130.6人/㎢,Oceaniaでは4.3人/㎢となっており,自然環境だけでなく,土地利用や産業構成,経済の発展段階などによって異なる。

二 国家
 冷戦の終結後,ソ連の解体に伴い独立国が増加して,現在約200カ国ある。独立国は,「主権,国民,領域」を有しており,これらを国家の三要素と呼び,国際法上の国家の承認要件となっている。
〈主権〉主権は,他国からの制約を受けないで,独自の政治を行う,最高,独立,絶対の国家主権である。基本的義務として条約履行,不干渉などが課せられている。主権は支配下の住民と地域性の如何に関わらず,その国内に政治的統一性をもたらす方策を作りだすものである。
〈国民〉国民とは国籍をもつ国家の構成員である。一つの民族が一つの国家をつくるという国民国家の考え方は,近代Europeで発達したものであるが,現実の世界では,全ての国民が一つの民族に属するという「単一民族国家」はほとんど存在せず,多くが複数の民族からなる「多民族国家」である。
〈領域・国境〉領域は国家主権の及ぶ範囲であり,領土・領海・領空からなる。領土の境界である国境は大きく自然的国境(SpainとFranceの境界となるPyrénées mountainsやAmericaとMexicoの境界であるRio Grande river)人為的国境(LibyaとEgyptを分ける東経25度線)に分けることができる。領海は領土に接している一定幅の海域で,一般に12海里(22km)まで認められる。領空は領土と領海の上空であるが,宇宙空間までは及ばない。また,沿岸から200海里(370km)までの海域が排他的経済水域とされ,水産資源や鉱産資源などに対して沿岸国の権利が認められている。この条約によって,日本はEEZの面積が国土の10倍に広がっているが,公海全体が狭められたため,遠洋漁業に大きな打撃を受けた。

三 人種
 人種は,身長の大小や皮膚・毛髪の色・頭の形状などの身体的特徴に基づく分類であり,Mongoloid・Caucasoid・Negroidなどに分けられる。Mongoloid(黄色人種)は黄色から銅色の皮膚,太く黒い直毛,体毛は少なく,褐色の目をしているのが特徴である。Asiaを中心に分布し,日本人も含まれる。Caucasoid(白色人種)は白色から褐色の皮膚,体毛は多く淡青や暗褐色の目,高い鼻が特徴である。Negroid(黒色人種)は黒色の皮膚,縮れ毛の頭髪,体毛は少なく,褐色の目と低く幅広い鼻が特徴である。

四 民族
 民族は,言語・宗教・生活様式などの文化的特徴に基づく分類である。その中でも言語は人々が文化集団内で生活を営む際に互いに意志を通じ,世代間で文化を伝達する手段であり,最も基本的な文化の構成要素であると言える。Asia系・Europe系・Africa系に大別される。
〈Asia系〉言語的にはChina/Tibet語族,Ural語族,Altaic語族があり,12.1億人が使用する中国語が含まれているため言語人口は多い。また,多くの地域で仏教,儒教,道教などが,TibetではLamaismが信仰されている。Ural語族Hungary語,Finland語,Estonia語などが含まれる。
〈Europe系〉言語的にはIndia/Europe語族やAsia/Africa語族などが含まれる。India/Europe語族にはEuropeやRussian,西Asia,Indiaにかけて分布しており,Spain語やPortugal語,英語,France語などは南北AmericaやAustraliaなどの「新大陸」で広く話されている。宗教はChristianityが多い。また,Afro/Africa語族も含まれ,Hebrew語やArabia語を話すIslam教徒も多い。
〈Africa系〉北緯5度以南の地域でNiger/ Kurdufan諸語が使用されている。

参考文献
『新編詳解地理B』(二宮書店 2013)
『新編地理資料』(東京法令出版 2012)

地理学 第2課題

一 Plate Tectonicsの考え方
 地球表面は,平均の厚さが100kmほどの幾つかの硬い岩石の板で覆われていると考えられている。これらの板をPlateといい,一つ一つのPlateはその下のMantleがゆっくり対流することにより,様々な方向に移動する。大洋中の海嶺で地球内部から上昇したMantleは,少しずつ水平方向に進み,海溝の部分で地球内部に沈んでいく。
 Plate同士の運動の型は,3つの型に分けられる。二つのPlateが互いに離れようとする境界を,“広がる境界”とよぶ。海底にある広がる境界には,地球内部のMantleからMagmaが噴き出して,海嶺と呼ばれる海底火山の高まりがつくられる。Africa大陸東部の大地溝帯やIcelandのような陸地に連なる広がる境界には,地溝の裂け目に沿って噴火を起こす火山が見られる。二つのPlateが水平にずれている境界を,“ずれる境界”といい,そこでは長大な横ずれ断層がつくられる。北America Plateと太平洋Plateの横ずれにより大地震を起こしたSan Andreas断層は,この代表例である。
 二つのPlateが互いに近づく境界を“狭まる境界”という。狭まる境界には,大陸Plateどうしが衝突し,Alps山脈やHimalaya山脈のような高く険しい山脈をつくる境界(衝突型)と日本海溝のように海洋Plateが大陸Plateの下に沈み込んで海溝をつくる境界(沈みこみ型)とがある。この沈みこみ型境界では,Plateどうしの接触面がずれて海溝型地震がおきたり,海底の地盤の動きに伴って津波や火砕流が発生することがある。2004年のSumatera沖地震や2011年の東日本大震災の津波災害はその例である。また,1991年の雲仙普賢岳の火砕流も,沈みこんだ海洋Plateの一部が溶けてMagmaとなって地表に噴出したものである。
 日本列島で地震や火山爆発が多発するのは,大陸Plate(同Eurasiaと北America)の下に海洋Plate(同太平洋とPhilippine海)がもぐりこむ,狭まる境界に位置しているためである。
 こうした一連のPlateの生成や分裂について,Mantle中の巨大な茸型の上昇流に拠って説明するPlume Tectonicsの研究が進んでいる。

二 世界の地帯構造
 〈新期造山帯〉Andes・Alps・Himalayaなどの山脈は,高くて長大な険しい山脈である。またAleutian列島や日本列島なども,大洋底を基準とすると大山脈となる。これらの地域は中世代後期から現在に至るまで新しい山地・山脈が成長しているところであり,中世代後期から新生代に造山運動が生じた新期造山帯と呼ばれる。環太平洋造山帯とAlps=Himalaya造山帯とからなる新期造山帯は,Plateの境界に位置していることが多く,地震などの地殻変動や火山活動が活発な地域となっている。Magmaの作用によってできた銅,銀,すず,亜鉛などの非鉄金属資源に恵まれている。
 〈古期造山帯〉AppalachianやUralなどの山脈は,低くなだらかである。これらの地域は,古生代に起こった造山運動によりつくられた山地であり,古期造山帯とよばれる。古期造山帯は,造山運動が止まり長期間の浸食を受け続けいるため,現在ではゆるやかに起伏する山地・山脈が多い。古期造山帯では,古生代後期に繁栄したシダ植物の森林が堆積し,炭化してできた良質の石炭が多く産出される。
 〈安定陸塊〉東Europe平原やAmericaの中央平原などは,広大な平野である。これらの地域は,先Cambrian時代に造山運動を受けて山脈がつくられたものの,古生代以降に長年にわたって広い範囲が侵食され続けて平坦になったところであり,安定陸塊とよばれる。侵食平野が広い範囲にわたってゆっくりと隆起した地域では,Brazil高原やDeccan高原などのような大規模な高原がみられ,鉄鉱石などの開発が盛んな地域と重なる。安定陸塊には,先Cambrian時代の岩石が地表に表れている盾状地と,古生代以降に一時的に海面下になって土砂が水平に堆積し,その後に陸化して地表が侵食を受けた卓状地とがある。盾状地の侵食平野の多くは準平原となっており,卓状地では地層の構造が地形に繁栄された構造平野となることが多い。

三 山地の地形輪廻
 Americaの地形学者Davisは,地形変化の過程を人間の一生になぞらえた。内的営力である地殻運動で隆起した山地や高原は,外的営力である河川などの侵食を受け,谷が形成されはじめる幼年期,谷密度が高まり地形の起伏が大きくなる壮年期,山地の高度が減じて谷も広く丸みを帯びたようになる老年期などの段階を経て,最後には海面とほぼ同じ高さに広がる平地(準平原)になると考えた。さらに,平原が地殻運動などで隆起する、あるいは侵食基準面が相対的に低下すると,再び侵食が始まるという輪廻を繰り返すとした。

参考文献
『新編詳解地理B』(二宮書店 2013)
『新編地理資料2013』(東京法令出版 2012)

地理学 第1課題

一 地図の種類
 球体である地球の表面を平面の地図に表そうとしても必ず歪みが出てしまい,形や面積,距離,方位の全てを正しく表すことはできない。利用する目的によって,以下のいずれかの条件を満たした地図を選択したい。
〈地図の望ましい条件〉
 a 地球上の角度が正しく表現できる(正角)
 b 地球上の距離が正しく表現できる(正距)
 c 地図上で面積が正しく表現できる(正積)

Orthographic projection(正射図法)
 球面の地球を平面の地図に表すためには地図投影法が用いられる。球を平面や円錐,円筒に投影することにより,様々な地図がつくられる。正射図法とは,地球から無限の遠方に視点をおき,地球に接した平面に投射するものである。この図法では半球を全部表現することができるが,正積でも正角でもない。非常な遠方から地球を見た場合と同じように表現される。

Mercator図法
 地球の真ん中に視点をおき,円筒に投影する図法である。1569年にMercatorが航海用世界全図に用いたもので,経線は等間隔の平行直線、緯線は経線に直交する平行直線なので、出発地と目的地を直線で結ぶと,その直線と経線との間の角度は常に一定となる。その角度に船の進行方向(等角航路)を合わせれば目的地に着けるので,大航海時代と相俟って広く普及した。しかし,極点に近づくほど緯線が実際よりも長くなるので,高緯度にある陸地の面積が実際よりも大きく表示されてしまう。例えばGreen Landは実際よりも17倍も大きく描かれてしまう。

Universal transverse Mercator図法
 Mercator図法の円筒面を90度回転させ,ある特定の子午線のまわりに巻きつけたもの。地球全体を経度6度ごとに60のゾーンに分け,各ゾーンごとに,それぞれの円筒に投影する。一枚の地形図の形は不平等四辺形で,一枚ずつ大きさがちがうが,同じ6度幅の座標軸の中では同一平面上でつなぐことができる。中央経線と赤道は直線であるが,経緯線は大方互いに直交する曲線となる。日本では1955年からUTM図法を地形図として用いている。

Equidistant conical projection(正距円錐図法)
 地球の真ん中に視点をおき,円錐に投影する図法である。円錐と直角に接する標準子午線付近は面積,距離,形とも比較的正しく表現されるので,東西に長い地域の地方図に利用される。正距の条件を満たすのは,経線方向のみであり,面積は標準子午線から離れる程拡大される。古代Greeceのプトレマイオスが用いのたのでPtolemy図法とも呼ぶ。

Bonne図法
 正距円錐図法の経線間隔を縮尺に比例した経線上の点を値にした正積図。緯線は等間隔の同心円で,経線は,中央経線から経線ごとに正距で等間隔になるよう点を通る曲線で表される。中央経線,標準緯線付近の形が自然なので,中縮尺の地方図に用いられる。周辺部の形の歪みが大きいので,世界図には不適。

二 細部の測量
 現在,大規模な測量はGPSに地位を譲っているが,小地域の測量や建設現場での地形の形状把握など,三角点や水準点が広く用いられている。
三角点〜水平位置の基準
 東京都港区麻布台2-2-1の経緯度原点を基準として,三角測量を用いて位置を測量するための基準点である。一等から四等まで,全国に約85,000地点ある。三角マークの中心が真の位置を示し,メートル以下1位までの標高が付記されている。三角測量とは三角関数を測量に応用する方法であり,簡易な測量器で正確な地形図を作成することができる。

水準点〜垂直的位置の基準
 東京湾の平均潮位を0mとして,東京都千代田区永田町1-1にある日本水準原点の標高を24.4140mと測定し,これを基準に,全国の主要道路沿いに,1~2kmごとに設けられている。
 三角点や水準点などは,所定の基準で測量された最も正確な基準点であり,地殻変動を定量的に把握するデータともなっている。2011年10月に国土地理院より公表された「東北地方太平洋沖地震に伴う三角点及び水準点の測量成果」においても,女川町での水平方向の最大変動量5.85m移動,石巻市での垂直方向の最大変動量1.14m沈降と細かく発表されている。

参考文献
『新編詳解地理B』(二宮書店 2013)
『新編地理資料』(東京法令出版 2012)

ここしばらく

6月に入ってから大学のレポートに追われている。

といっても勉強らしい勉強はほとんどしていない。

困ったことに(助かったことに)、二宮書店発行の『新編詳解地理B』の教科書を読むと、何の苦労も無く理解できてしまうのだ。地図の分類や種類、陸地の形成など、頭の悪い私でもすいすいと内容が入ってしまう。他の資料を読んだり、文献にあたる必要が全くないのだ。
英語や国語は題材となる作品が載っているだけで教科書を読んでも理解できないが、理科や社会は教科書を読むのが一番の近道となる。検定教科書の実力を改めて感じる次第である。

9784817603531