日別アーカイブ: 2014年1月7日

「ホームレス閉め出す」

Image

本日の東京新聞朝刊に、渋谷区の宮下公園での野宿労働者の閉め出しの記事と、その抗議行動についての記事が掲載されていた。2020年の東京五輪に向けて、「キレイでおしゃれで安全」な東京に合わない風景そのものが消される傾向がますます強くなっていくであろう。五輪が決まった年にこのような記事を掲載する東京新聞の良識に期待したい。

写真真ん中の白いタオルを巻いてトラメガを握っている男性は「大将」だろうか。寒い冬であるが体に気をつけて貰いたい。金銭だけの応援でしかないが、近日中に「のじれん」に寄付をしようと思う。

 

 東京都渋谷区の区立宮下公園で昨年末、年越しのため支援団体とともにテント生活をしていたホームレスが、区から強制的に閉め出された。六日、区に抗議に訪れた支援者からは「福祉の窓口が開いていない年末年始、極寒の中に放り出すのは殺人行為に等しい」と怒りの声が上がった。

 閉め出されたのは、区内で野宿者を支援する「渋谷越年・越冬闘争実行委員会」のメンバーとホームレス約二十人。十二月二十九日午後八時半ごろ、区職員から公園閉鎖時間の午後十時半までに荷物をまとめて退去するよう命じられ、翌日未明にかけ警察官に囲まれ、荷物を残したまま追い出された。年末で仕事がなく食べ物が確保できない人や、けがで支援が必要な人など五人が集まっていた。

 宮下公園は二〇一一年四月から夜間は施錠されて入ることができないため、通常は野宿者がいないが、役所の窓口が閉まった昨年十二月二十八日から、支援のためのテントを設営していた。閉め出し後、区が一月五日まで宮下公園の閉鎖を決めたため、支援者らは近くの区立神宮通公園に拠点を移し、五日まで炊き出しや医療相談を実施。七日間で延べ百五十人、多いときは一晩で三十人が宿泊し、二千食を配布した。

 年越しの場所として、宮下公園を選んだのは高架にあり、人目を避けられるため。実行委の楡原民佳(にれはらたみか)さん(49)は「ホームレスの人たちは襲撃や放火の恐怖と戦いながら生活している。神宮通公園は狭いのでテントを張ると一般の人の邪魔になってしまうし、大通りに面していて好奇の目にさらされるので念頭になかった」と話す。 (小形佳奈)

核燃料再処理工場審査申請

本日の東京新聞夕刊に、青森県六ヶ所村に建設中の使用済み核燃料再処理工場の完成に向けて、日本原燃が基準を満たしているかを原子力規制委員会に申請したとの記事が掲載されていた。原燃は、冷却用の消防ポンプや放射性物質を吸着するフィルターなどを配備し、耐震設計上考慮する揺れを450ガルから600ガルに引き上げて、「世界一安全なサイクル施設」と喧伝する。
しかし、地震大国日本でどうして原発稼働ありきの再処理工場建設を押し進めるのかという疑念はどうしても拭えない。

また、原燃のホームページに2013年12月17日付朝日新聞「核燃料サイクルを考える~日本の選択はどうあるべきか」についての反論が掲載されていた。

1.プルトニウムの厳格な管理について
六ヶ所再処理工場では、設計段階や建設段階からIAEA(国際原子力機関)の確認を受け、現在では、国およびIAEAの査察官が24時間体制で常駐して、六ヶ所再処理工場内のプルトニウムが核兵器等へ転用されることがないことを確認していただいています。

2.再処理による利用目的のない余剰プルトニウム増加の可能性について
利用目的のない余剰プルトニウムが発生することがないよう、また、準国産エネルギーとして利用するために、今後ともプルサーマルは国と電気事業者が立地地域の皆さまのご理解を賜りながら進めていくものと考えています。
本年3月26日の原子力委員会定例会では、電気事業連合会から発電所再稼働時期の見通し等を踏まえながら再処理工場で新たなプルトニウムの回収が開始されるまでにはプルトニウム利用計画を策定・公表することを報告し、確認されています。したがって、利用目的のないプルトニウムが増加するということにはあたりません。
(以下略)

日本原燃はもっともらしいことを言うが、しかし、「特定秘密保護法」が成立した現在、プルトニウムこそ軍事技術そのものであり、再処理工場で取り出されるプルトニウムの行方について国民は永遠に知ることがないのである。子どもでも分かる笑い話である。

肺炎。。。いよいよ本厄の到来か。

今年1月3日の夜から喘息のような咳が止まらず、今日の朝までずっっっっっっと寝込んでいた。
これほど本も読まず新聞も読まずテレビも見ずにただひたすら寝続けたのはちょっと記憶がない。薬がよく効く体質なので、たいがい病院で処方される薬を飲めば1日2日で治るのが常であった。
当初は疲れから風邪を引いたのだろうと思い、子どもがお世話になっている掛かり付けの近所の医者に行った。しかし、そこではインフルエンザの検査で陰性だったので、咳止めと解熱の薬を渡されただけだった。
しかし、薬を飲んだ後も「ゼェーゼェー」という咳が止まらず、37度台の微熱が続き、単なる風邪ではなく、もっと重い病気なのではと思い始めた。記憶がまだ鮮明なここ20年の中でとびっきり辛いのである。そこで、今日の午後レントゲンが設置された病院に行ったところ、右の肺の下部が白くなっており、間髪入れず肺炎という診断が下された。昨日深夜にスマホのネット調べたところ結核か肺炎だろうと予想していたので、結核ではなくて少し安心をした次第である。その後点滴をして少し楽になって家に帰宅した。

肺炎は食欲がなくなるとのことだが、まさにドンピシャリである。3日の夜から本日7日の夜までの96時間で、ヴィダーインゼリー4つ、ヨーグルト3つ、バナナ2本、みかん1個、コーンスープ2袋だけしか口にしなかった。それでも全く空腹感がないのである。昨夜などは咳で体力を消耗するのに、その体力がないので大変苦しい数時間を過ごした。
ネットによると、肺炎は日本人の死因統計の第3位だそうだ。これから重篤化する可能性もあるので、安静に努めたい。

『INOKI BOM-BA-YE2013!』

131210INOKI-BOM-BA-YE2013

ハードディスクに録画してあった、『INOKI BOM-BA-YE2013!』(2014/01/03 フジテレビ)を見た。
大晦日の夜にド派手な演出の格闘技番組が姿を消して久しいが、北岡悟選手や青木真也選手のキレのある動きに目を見張った。
後半はオールドプロレスのような試合だったので、チラ見程度であったが、ミノワマンや石井慧選手などの決して金銭的には恵まれていないであろう格闘技愛がよく伝わってきた。

テレビで見た限りだが、審判が「ここだ」という場面できちんと止めていたので、スポーツとして安心して見ることができた。締めや関節に加え打撃もある中で、選手の動きを見極め、試合の興奮を背に受けつつも選手の生命すら預かるMMAの審判は、大変な技量と精神力が求められる。

それにしても「三日月」から真っ直ぐに入ったパンチの凄さを改めて実感する場面もあった。首を痛めた自分にとっては、その後のリハビリの大変さも合わせて痛みとして「ぐうっ」と伝わってきた。