仕事も休みで上の子が泊まりにいっているので、真ん中と下の子を連れて、春日部エンゼルドームに出かけた。
春日部の児童施設なので、クレヨンしんちゃんのオブジェが飾ってある。通勤途中に脇を通るのだが、間近で見たのは初めてだった。色といい形といいよくできていた。
その後、周囲のひまわり畑を逍遥した。さすがの猛暑に、多くのひまわりが頭を下げてうなだれていた。
エンゼルドーム
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山村美紗・西村京太郎『在原業平殺人事件』(中央公論社 1997)を読む。
雑誌「中央公論」に連載途中で亡くなった山村美紗さんの未完の作品を、生前の約束通り盟友の西村京太郎氏が完結させた異色の作品である。京都を舞台に『伊勢物語』の古文書が発見されたことで連続殺人事件が展開されていく。事件の展開自体はあまり興味をひくようなものではなかったが、在原業平や伊勢物語についての蘊蓄に詳しくなった。
西村京太郎『十津川村 天誅殺人事件』(小学館 2006)を読む。
奈良県十津川村を舞台にした殺人事件に切り込んでいく十津川警部のミステリーである。
「文芸ポスト」に1年半に渡って連載されていた作品なので、歴史的背景の同じ内容の説明が繰り返されるのは少々閉口した。しかし、1冊読んだだけで、奈良県十津川村の歴史や観光地、東京からの位置関係などがすっかり把握できてしまった。まさに、犯人を追いながら、一緒に旅気分を味わうという「旅情ミステリー」の醍醐味であろう。