日別アーカイブ: 2013年8月2日

『木の国熊野からの発信』

重栖隆『木の国熊野からの発信:「森林交付税構想」の波紋』(中公新書 1997)を読む。
執筆当時「ニュース和歌山」の編集長を務める著者が、旧本宮町の中山喜弘町長と共に、廃村となってしまった本宮町の「野竹」地区を回りながら、森林に囲まれた山村集落の歴史や意義、これからの可能性について語る。さらに、当時中山本本宮町長が提唱した「森林交付税」によって実現する山村の新しい可能性についても触れている。林業の仕事の実態や、環境についてよく理解できた。

『伊勢志摩殺意の旅』

西村京太郎『伊勢志摩殺意の旅』(角川文庫 2006)を読む。
2002年に双葉文庫で刊行された本である。伊勢神宮を占拠しようとする新興宗教カルト集団と十津川警部との対決である。派手なアクションシーンや警部が銃をぶっ放すシーンなどが盛り込まれ、大作映画の原作のような内容となっている。伊勢志摩の紹介もほとんどなく、観光気分を味わう旅情ミステリーとは趣を大分異にしている。

オープンキャンパス:獨協大学

仕事の都合で、埼玉県草加市にある獨協大学へ出かけた。
ちょうどオープンキャンパスの日にあたっており、食堂や図書館が来場者に開放されていた。高校生や保護者が多数いたので、学生気分に浸るまではできなかったが、図書館の本のラベルを見るだけでも、向学心が少し湧いてくる。やはり学ぶ環境や雰囲気は大事であると感じた。