本日の東京新聞夕刊に、田中慶秋法相の辞表提出の記事が一面に掲載されていた。
記事によると、田中法相は就任3日後には外国人献金問題が発覚し、その後に週刊誌が暴力団関係者の仲人を務めた過去について報道されている。その後質問を受ける予定だった18日の参院決算委員会は直前に出席をキャンセル。その欠席の理由は当初に予定になかった日本調停協会連合記念式典への出席だったという。また、19日午後の参院行政監視委員会を都合良く欠席するため、できるだけ遠い出張先を探し、北海道月形町の月形刑務所が選ばれていたそうだ。しかし、19日朝に体調不良を理由に欠席し、そのまま「胸痛、不整脈、高血圧、貧血」で入院し、挙げ句、23日は辞表提出のみで、記者会見も行っていない。
まさに国民に対する愚弄以外何者でもない。マスコミの論調に乗る訳ではないが、このような「スチャラカ大臣」を任命した野田総理の任命責任は免れないであろう。しかし、それを追求する自民党総裁も所信表明の二日後に辞任した安倍元総理である。「目糞鼻糞を笑う」「同じ穴の狢」に過ぎない。こうした与党も野党第1党も信用できない政治状況では、マスコミが誘導する云々の前に、国民の方で第三極やネット右翼に流れていくのも道理であろう。