日テレの金曜ロードショーで放映された、ジャッキー・チェン主演・製作総指揮『香港国際警察/NEW POLICE STORY』(2004 香港)を観た。公開当時50歳のジャッキー・チェンのアクションシーンが随所に散りばめられていた。
織田裕二主演『踊る大走査線』を真似したのか、青島よろしくジャッキー・チェンのアクションシーンを見せ場を並べるだけで、脚本も演出も穴だらけであった。テレビ版だったので30分近くのカットがあるのだが、愉快犯と後手後手の警察組織の狭間で苦労する主役という設定自体が頂けない。しかし、観客はジャッキー・チェンのカンフーに期待しているのであって、エンターテイメントとしては申し分ないのであろう。