日別アーカイブ: 2010年1月29日

『アバター3D』

avatar_movie

下の子どもをお風呂に入れてから、幸手にあるシネプレックスへ、ジェームズ・キャメロン監督、シガニー・ウィーバー主演『アバター3D』を観に行った。
映画を観終わって、トイレに行って用を足し、映画館を出てからも、心臓のバクバクとした鼓動が止まなかった。内容や映像の壮大なスケールは言うまでもないが、それ以上に、この映画を観たことそのものに感動が押し寄せてきた。
宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』に似たようなテーマで、「人間対自然」「文明対未開」という二項対立の単純な枠組みの物語であった。しかし、アニメ以上に神秘的かつ人間的なアバターへの感情移入がそのまま自然へのストレートな感情に繋がり、「近代」化を批判するメッセージが心の底から伝わってきたように感じた。
ただ一つ心配なことは、これほどの映像美に触れてしまったので、これから観る2D映画の映像に感動しなくなってしまうのではないかという危惧である。