我が家に来て5ヶ月が経とうとしているマルクス君。
既にだいぶ大きくなり体重も5キロ近くになんなんとしている。
ここしばらくの暑さに、部屋のフローリングでぐたっとしていることも多い。
それにしても、室内飼いの猫は警戒心が薄いためか、寝ている姿勢も大胆である。インリンもびっくりする程のM字開脚で仰向けに寝転がっている。雄猫の大事な部分があけっぴろげになり、「猫権」侵害にあたるため拡大でお見せできないのが残念である。(いや見たくもないか…)
夏前まで下っ腹が出ていたのだが、今夏の暑さで少したるんだお腹も引っ込んだようである。
月別アーカイブ: 2005年8月
『新源氏物語(四)』
田辺聖子『新源氏物語(四)』(新潮社 1979)を読む。
巻名で言うと、玉鬘の素性を内大臣に打ち明ける『行幸』から、柏木の女三宮に対する恋心が燃え上がる若菜上までとなっている。光源氏の性懲りもない浮気心が、歳を経るごとに安定へと向かっていく周囲の人間関係をぶち壊してしまう起爆剤となっている。
だらだらテレビ、だらだら新聞
今日は暑かった。(^_^ゞ (^_^ゞ
だらだらと汗を流しながら、一日中だらだらテレビを見、東京新聞をだらだらと読んでいた。
テレビでは朝からずっと郵政民営化法案の参院本会議解決の行方を追っていた。やれ参院で自民党から18人の造反議員が出たら否決だの、衆院解散だの政治ゲームがかまびすしいが、肝心の郵政法案の中身はテレビも新聞も報じない。要は公務員の地位にしがみつきたい郵政公社の職員と、その集票機能に頼る族議員の抵抗なのだろうが、一体何を争点に争っているのだろうか。国民不在の永田町政治と揶揄されても仕方ないであろう。
また、夕方のテレビでスペースシャトル「ディスカバリー」で宇宙へ行った野口聡一さんの活動が紹介されたが、一体彼を含めスペースシャトルは何を目的として打ち上げられたのだろうか。船外の外れかけた耐熱カバーの修理の模様がテレビで中継されていた。まさか機体の修理をするために打ち上げられたのでもなかろう。マスコミには秘密の企業委託の研究でもやっているのだろうが、そのスケジュールは国民的行事と騒がれながらも謎のベールに包まれていた。
今日の夕刊で国連安全保障理事会常任理事国入りを目指す四カ国とアフリカ連合の協議の様子が報道されていたが、一体、日本のみならず、ドイツやインド、アフリカ諸国は常任理事国に入って何がしたいのだろうか。現安全保障理事会の大国中心政治を変えたいのだろうが、アメリカの世界戦略のシナリオ通りに話が進んでいるというカラクリになぜ気付かないのだろうか。
『新源氏物語(三)』
田辺聖子『新源氏物語(三)』(新潮社 1979)を読む。
原本の巻で言うと朝顔の君と源氏のやり取りに嫉妬する紫の上を描いた朝顔の巻から玉鬘や紫の上の姿を夕霧が垣間見する野分の巻までとなっている。ちょうど紫の上の心が揺れ動く前半部の明石の君と後半部の女三の宮のエピソードの中間部に当たり、話の盛り上がりは少ない場面だが、紫の上の出家に対する憧れが徐々に顔を見せ、男社会が押しつけた貞淑と規範の中でいつそれが爆発するのやら気をもむような展開が続く。