『新源氏物語(四)』

田辺聖子『新源氏物語(四)』(新潮社 1979)を読む。
巻名で言うと、玉鬘の素性を内大臣に打ち明ける『行幸』から、柏木の女三宮に対する恋心が燃え上がる若菜上までとなっている。光源氏の性懲りもない浮気心が、歳を経るごとに安定へと向かっていく周囲の人間関係をぶち壊してしまう起爆剤となっている。

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