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『24人のビリー・ミリガン〔下〕:ある多重人格者の記録』

昨日に続いて、本日も5時間近くかけて、ダニエル・キイス『24人のビリー・ミリガン〔下〕:ある多重人格者の記録』(早川書房 1992)を読んだ。
集中して読まないと、話の脈絡と膨大な登場人物(人格)が整理できないと思って一気に読んだ。上下巻合わせて大きく3部で構成され、第1部はビリー・ミリガンが逮捕され、アセンズ精神衛生センターに移送されるまでが描かれる。第2部は大変長く、統合されたビリー・ミリガンが生まれた間もない頃から逮捕されるまでの22年間の過去半生が大変緻密に語られる。途中、上等のSF小説を読んでいるような気になってきた。そして、第3部では地元のメディアや政治家の批判によって、重警備の精神病院をたらい回しされ、またアセンズに戻ってくるまでが描かれる。

読後、ビリー・ミリガン氏のその後のアセンズ病院での治療や、重警備の精神病院での経験が描かれた続編があると知って早速ネットで注文した。すぐに読まないと今作の「記憶が失われて」しまいそうだから。

『24人のビリーミリガン〔上〕:ある多重人格者の記録』

今年一年、長編を読んでいないことに気付き、ダニエル・キース『24人のビリーミリガン〔上〕:ある多重人格者の記録』(早川書房 1992)を昼過ぎから読み始めた。
1977年に米オハイオ州で、3人の女性に対する強姦および強盗事件で逮捕されたビリーミリガン氏の病状および過去半生についてまとめたノンフィクションである。久しぶりの長編に、「多重人格者」のミリガン同様に、時間と家族を忘れてはまって一気に読んでしまった。

『回転木馬のデッド・ヒート』

村上春樹『回転木馬のデッド・ヒート』(講談社文庫 1988)を読む。
村上氏の初期の8編の短編が収められている。どの短編も1980年代半ばの流動化していく社会に対するとまどいや違和感がテーマとなっている。
とりわけ『野球場』と題された、女性の部屋を覗く事である種の統合失調症めいた気分に陥っていく大学生の小説が興味深かった。

『熊の敷石』

第124回芥川賞受賞作、堀江敏幸『熊の敷石』(講談社 2001)を読む。
表題作の他、『砂売りが通る』『城址にて』の2編の短編が収められている。しかし芥川賞受賞作の『熊の敷石』があまりに格調高い代物で、ほとんど作品世界に入り込めなかった。残りの2作についてはぱらぱら読んだだけである。

『オスプレイ配備の危険性』

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昨日、伊江島の反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」で購入した、真喜志好一、リムピース+非核市民宣言運動・ヨコスカ『オスプレイ配備の危険性』(七つ森書館 2012)を帰りの飛行機で読む。
英語の資料の翻訳などが多少読みにくかったが、オスプレイの歴史や危険性についての概要を押さえることができた。とりわけ、沖縄の基地移転が、米軍海兵隊のオスプレイを配備の戦略にもとに進められているという真喜志氏の指摘は驚きであった。