『回転木馬のデッド・ヒート』

村上春樹『回転木馬のデッド・ヒート』(講談社文庫 1988)を読む。
村上氏の初期の8編の短編が収められている。どの短編も1980年代半ばの流動化していく社会に対するとまどいや違和感がテーマとなっている。
とりわけ『野球場』と題された、女性の部屋を覗く事である種の統合失調症めいた気分に陥っていく大学生の小説が興味深かった。

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