本日の東京新聞朝刊に長年の係争地となっているナゴルノカラバフ自治州をめぐり、アゼルバイジャンとアルメニアが大規模な衝突を起こしたとの記事が掲載されていた。
1組の授業では触れましたが、アゼルバイジャンはイスラム教国で、アルメニアはキリスト教国です。アゼルバイジャンは大規模な油田があり、同じイスラム強国のトルコが支援に入っています。一方、アルメニアはソ連邦に加盟していたこともあり、ロシアとの関係が緊密です。
トルコとロシアの代理戦争という側面が強く、この後戦闘が続いても、アゼルバイジャン・アルメニア両国にとって何のメリットももたらさないであろう。
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「ロシア、対欧米で軍事演習」
「極夜が舞台 素粒子追う」
「対キューバ制裁 トランプ氏強化」
本日の東京新聞朝刊に、米トランプ政権が、フロリダ半島から200kmほど南に浮かぶキューバへの経済的制裁を強化したとの記事が掲載されていた。
キューバは1959年にキューバ革命が起こり、中南米最初の社会主義国となった国である。1962年には旧ソ連のミサイル持ち込みによるキューバ危機が発生し、米国の目と鼻の先でソ連と米国の衝突騒ぎとなり、あわや第3次世界大戦かという事態まで発展している。
前オバマ米大統領の時に、キューバとの関係が修復し、今後ますます交流が拡大していくとの期待が流れたが、トランプ大統領になってからそうした雪解けムードも風前の灯となっている。今回の制裁は、大統領選挙を前に更に強硬な姿勢をアピールする狙いがあるのだが、如何なものかと思う。現在のキューバとロシアは関係も深くはないので、米国が政治的・経済的にキューバを敬遠する理由はない。トランプ大統領の益荒男ぶりのアピールのために、振り回される中南米諸国はたまらないであろう。
米国にとって、中米諸国は米国の裏庭といった感覚が続いてるようだが、いつチャイナマネーが進出してくるか分からない。21世紀のキューバ危機は近いかもしれない。






