投稿者「heavysnow」のアーカイブ

横田基地一周 平塚〜江ノ島〜鎌倉ライド

真ん中の子と一泊二日のライドに出かけた。


思いつきで、横田基地周辺を走ってみた。軽い気持ちで一周してみようかと思ったら、意外に広くて寒空の下たっぷりと1時間半近く走る羽目になった。


平塚駅前のホテルを出て平塚競輪の前を通過。


茅ヶ崎から江ノ島まで国道134号線の外側のサイクリングコースを走った。砂で歩く箇所もあったが、富士山と眺めながら気持ちが良い。


江ノ島から相模湾を望む。


定番の鶴岡八幡宮へ。狛犬も感染予防対策に余念がない。


大仏の見学後、山を越えて建長寺に。
正岡子規の有名な俳句「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」は、夏目漱石の「鐘つけば銀杏ちるなり建長寺」をもとにしたものであり、その建長寺の鐘がこれである。


銭洗い弁財天へ。途中の傾斜がきつい。


帰り道で長谷寺の入り口と極楽寺に立ち寄った。極楽寺の参道の両脇は桜並木だった。ふと藤原定家の「見渡せば花も紅葉もなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮」の歌が思い浮かぶ。4ヶ月後には見事な花を咲かせることであろう。

「ウイグル産品 禁輸法案可決」

本日の東京新聞朝刊から。
午後は近隣の中学校で、5分程度授業を行った。当日の朝刊記事を使って、地理教員が北京オリンピックの外交ボイコットの背景を説明するという、半分自分が楽しみながらの授業となった。

みなさんは中学校2年生、今日本地理を勉強していますよね。では社会の授業の復習をします。太平洋側と内陸側のどちらが降水量が多いでしょうか。静岡県の年間平均降水量は2400mm、埼玉は1300mmくらい、内陸の長野県松本市は1100mmくらいです。かなり差がありますね。
内陸の長野県や山梨県では、乾燥に強い葡萄が有名ですね。

高校の地理は世界を扱います。日本の面積の約25倍くらいある中国を見てましょう。中国の海側は米を作っています。では内陸では? 内陸のタリム盆地の年間平均降水量は30mmほどです。これしか降水量がないと、米は作れません。この砂漠を含む新疆ウイグル自治区は綿花を作っています。綿花は中国が世界の生産量第1位で、その90%くらいが内陸で生産されています。綿花から作られるのは衣料品ですよね。

では、記事を見てください。新疆ウイグル自治区ではイスラム教が信仰され、中国政府から宗教を止めろという弾圧を受けています。また衣服の工場では強制労働が指摘されています。そこで、米国のバイデン大統領を中心とする勢力は中国の新疆ウイグル自治区で生産される衣料品を輸入ないような圧力をかけています。

『7つの大地震』

守屋喜久夫『7つの大地震:現地レポート』(新潮社 1982)をパラパラと読む。
1978年のイラン・タバス地震に始まり、1980年のアルジェリア・エルアスナム地震、同年のイタリア南部地震、1979年のユーゴスラビア地震のほか、イタリア・フリウリ地震、ルーマニアやトルコの地震が取り上げられている。

この手の地震の本は参考文献の切り貼りですぐに飽きてしまうのだが、本書は実際に混乱している国に著者自身が入国し、ビザの取得や交通の混乱など、震災の現場まで辿り着くまでのドタバタも描かれている。著者は学生時代に日本大学を代表し箱根駅伝にも3度出場している経歴の持ち主で、仕事というよりも好奇心に突き動かされて、次から次へと地震現場を駆け回っている。

7つの大地震全てが、中東から地中海沿岸にかけての”新期造山帯≒狭まるプレート境界”で発生しており、アフリカプレートやアラビアプレートが、ユーラシアプレートやエーゲ海・アナトリアプレート、イランプレートとおしくらまんじゅう状態になっている様子に想像がおよぶ。

「国は追われてもペンは離さず」

本日の東京新聞夕刊記事より。
本日の授業でロシアの資源外交と併せてパイプラインが設置されている国や地域の政治・経済が歪められるという話をした。ロシア国内のチェチェン共和国の

暗殺・不審死が後を絶たない。