「授業力向上研修会」

本日は県教委主催の「授業力向上研修会」に出かけた。
埼玉大学の国語科の先生の受験だけでなく広く社会人として必要な「想像読み」の講義であった。「竹取物語」や「伊勢物語」、「奥の細道」などの和歌や俳諧の解釈を通して、当時の文献や他の資料に基づきつつ、これまでの通り一遍な解釈とは異なる視点からの読みについて分かりやすくかつ面白く説明されていた。
どうしても進学校では「韻文を楽しむ」という時間が割かれがちであるが、現代文でも短歌や俳句、詩などを題材にして、自由な読みを試み、さらに相手に伝えるという作業を繰り返すことで論理的展開力が身に付くという内容であった。

今年度初めての教科の研修であったが、たまに学校現場を離れて文学講義を受けるというのは、心身ともにリラックスでき、明日への活力を頂く気がする。
しかし、講義を受けている途中から具合が悪くなり、その後風邪をひいてしまったのは決して「知恵熱」を生じたからではあるまい。

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