真ん中と下の子と3人で、半日ずっと市内のトレカショップ巡りをした。
ドラゴンボールヒーローズの「神カード」を求めに都合5軒を周り、今日も10キロ近く、それも折りたたみ式自転車でペダルを回すこととなった。
住宅地の中の細い道を繋いで走ったのだが、所構わず車が出てきて猛スピードで走り抜け、その度に合図を出したり声を掛けたりとやたら忙しかった。
よく自転車は危ないと言われるが、実際は自転車で街中を安全に走れないほどに、車中心社会が危ないのである。ペダルを回しながら、一体国土の狭い日本でこれだけの自家用車が必要なのだろうかと考えた。徒歩や自転車圏内で日常生活に必要なものが手に入り、電車や路線バスで少し足を伸ばせば、嗜好品なども手に入る頃合いの距離感が大切なのではなかろうか。車での移動が基本になるから近所の付き合いも無くなり、地域のコミュニティも崩壊してしまう。近年部活動を地域スポーツに移行するという話もあるが、自転車圏内に施設や人材がいなければ、地域スポーツ自体が成り立たない。
世界の趨勢は電気自動車にシフトしつつあるが、これを機に自動車がないと暮らせない町からの脱却ができないものだろうか。