月別アーカイブ: 2022年2月

「シンガポール 狭い国土 戦略的再開発」

本日の東京新聞朝刊に、シンガポールの住宅事情が報じられていた。
シンガポールは高校生に人気の国のようで、クラスに1組必ずプレゼンで取り上げられる国である。タイトルにもある狭い国土であるが、面積は720平方キロメートルで、日本の23区とほぼ同じである。その国土に570万人が暮らす。人口密度は約8,000人/平方キロメートルで、モナコを除いて堂々の世界第1位の数値である。第3位のバーレーン(同1,900人/平方キロメートル)の4倍以上である。ちなみに日本は340人/平方キロメートルである。

記事によると、シンガポールの国土の8割が国有地で、8割以上の国民が公団住宅に住んでいるという。

「米ロ緊迫打開できず」

本日の東京新聞朝刊記事より。
学年末考査の論述問題の設題とした「ウクライナ情勢」に関する報道である。
来月の考査の頃には状況は変わっているかもしれません。
もし明日考査があるとしたら、この記事にある用語を使いながら、中学3年生にも分かるような文章が書けるようになると良いですね。

『ジオグラフィー入門』

高橋伸夫・谷内達・阿部和俊・佐藤哲夫『ジオグラフィー入門』(古今書院 1996)を読む。
全34項目で大学の地理学の入門書となっている。全国の大学で人文地理学を担当している教員が1項目ずつ担当しており、観光や交通、都市、商業など、私の苦手な分野のオンパレードである。

中国を離れて海外に移住する中国系住民は、従来「華僑」と呼ばれてきた。しかし彼らの多くは、華僑の「僑」が意味する「僑居」(仮り住まい)すなわち海外出かせぎ者という意識はすでになく、居住社会に定着している。そのような意味で、彼ら自身、「華僑」と呼ばれることは好まず、今では「華人」という呼び方が定着している。

「豪の海底地層にCO2貯留」

本日の東京新聞朝刊にオーストラリア西部海域に二酸化炭素を海底地層に貯留する事業が計画されているとの記事が掲載されていた。

よく分からなかったので、ネットで調べてみたところ、地下2,500メートルの砂岩層に二酸化炭素を圧入するCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)という技術だそうだ。さらに砂岩層の上には 二酸化炭素を通さない泥岩などの遮蔽層で蓋をする。二酸化炭素は空気の1.53倍あるので、二酸化炭素は砂岩層に溶け込んだまま固定されるという、中学生でも考えつきそうなアイデアである。

こうしたCO2を固定化する技術というのは、今後とも急速に発達していく分野であることは間違いない。大学では分子工学や分子科学と呼ばれる学科や専攻で研究されている。意欲ある人は調べてみてください。