『ダークルーム』 近藤史恵『ダークルーム』(角川文庫 2012)を読む。 表題作の他、7つの短編ミステリーが収録されている。大掛かりな謎やどんでん返しはないのだが、同性愛や不倫、不貞など、人の心の隙間をテーマにしており、読者を飽きさせることがなかった。