木暮正夫『救出:日本・トルコ友情のドラマ』(アリス館 2003)を読む。
1890年に和歌山県串本の熊野灘で座礁したトルコのエルトゥールル号の救出劇を描いた絵本である。小学生向けなのだが、それにしても淡々と事実を描写するだけで、物語として駄作の一言だけ。
ぼろぼろの軍艦ではるか日本まで航海せざるを得なかった背景に、ロシアとの軋轢で弱体化しつつあるオスマン帝国の国情が伺えて、歴史の一面という意味では面白かった。
木暮正夫『救出:日本・トルコ友情のドラマ』(アリス館 2003)を読む。
1890年に和歌山県串本の熊野灘で座礁したトルコのエルトゥールル号の救出劇を描いた絵本である。小学生向けなのだが、それにしても淡々と事実を描写するだけで、物語として駄作の一言だけ。
ぼろぼろの軍艦ではるか日本まで航海せざるを得なかった背景に、ロシアとの軋轢で弱体化しつつあるオスマン帝国の国情が伺えて、歴史の一面という意味では面白かった。