香川靖雄『生活習慣病を防ぐ:健康寿命をめざして』(岩波新書 2000)をパラパラと読む。
大学生の教科書のような内容で、生活習慣病に関する説明が延々と続き、およそ読者の興味関心を引くような具体的事例は一切提示されない。
生活習慣病には高血圧、肥満、糖尿病、高脂血、循環器病(動脈硬化症、心筋梗塞、脳卒中などを含む)、大腸がん、肺がん、アルコール性肝炎、歯周病が含まれ、食習慣、運動不足、喫煙、飲酒などの生活習慣が主な原因とされている。
筆者は、良い生活習慣として、優先順位の高い順に次の8項目を挙げている。
- 非喫煙
- 飲酒節制(毎日飲まない)
- 毎日朝食摂取
- 適度な睡眠(7〜8時間)
- 適度の労働(1日9時間以下)
- 定期的な運動習慣(週1回以上の激しい運動)
- 栄養的配慮
- 自覚的ストレスの軽減