勝山海百合『玉工乙女』(早川書房 2010)を読む。
中国・清の時代を舞台に、印鑑に施す彫鈕をテーマとしたファンタジー小説である。
康熙帝時代の彫鈕の大家とも言われる周林尚均が登場したり、阿片や纏足などの史実も踏まえられ、歴史小説のような趣の作品であった。
当時の世界観の描写に一目置くものがあったのだが、最後は紙幅の都合なのか、突然打ち切りになったような終わり方になったのが残念であった。
『玉工乙女』
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勝山海百合『玉工乙女』(早川書房 2010)を読む。
中国・清の時代を舞台に、印鑑に施す彫鈕をテーマとしたファンタジー小説である。
康熙帝時代の彫鈕の大家とも言われる周林尚均が登場したり、阿片や纏足などの史実も踏まえられ、歴史小説のような趣の作品であった。
当時の世界観の描写に一目置くものがあったのだが、最後は紙幅の都合なのか、突然打ち切りになったような終わり方になったのが残念であった。