和田秀樹『40歳からの記憶術 想起力で差をつける』(ディスカヴァー新書 2012)を読む。
単に「情報」をむやみに頭に詰め込む暗記術ではなく、受験からはるか遠ざかってしまった40代でも、効果的に記憶し、仕事の現場で活用する「知識」に高めていくコツが分かりやすく説明されている。
- テーマにそって、新しい情報をインプットしながら、文章にする。
- 何度も使う。
名前は、「○○さんは」と、会話の中に入れて、声に出して繰り返し言いながら覚える。
メールでは、社名や役職名、フルネームで宛名を書き、文中でも使うようにする。 - エピソード記憶二する。
- 覚えたい事柄について、納得するまで理解を深める。
- インタレストをもつ。
- コンセントレーションの落ちない状況に自分を置く(十分な睡眠)
- 情報を保持・貯蔵するには、復習・反復練習!
- リハーサルを重ねる。
- 周辺情報をくっつけて、キューをちりばめておく。
- 感覚器や身体活動も含めたセットとして覚える。
- 出力がスムーズに続く、つながり(経路)をつくる。
- 覚えることを減らす。
- 入力の割合を下げ、出力の割合を上げる。
- 緊張しないでいられる状態をつくる。
- 出力の機会を増やし、想起の習慣をつける。
- 効果的なアウトプットから逆算してインプットする。
- 知識を加工して覚える。
- 覚える項目は減らしても、一つひとつの付帯情報は増やす。
- スピーチなどでは、原稿、シナリオを用意する。
- 想定問答を作って、誰かとロールプレーイングを行う。