依田高典『次世代インターネットの経済学』(岩波新書 2011)を読む。
京都大学大学院経済学研究科で教鞭を執る著者が、「発展著しい情報通信産業を経済学から解き明かしていこう」と、ブロードバンドがADSLからFTTH、ケータイからスマホ、さらにその通信速度も3Gから3.9Gへ、そして「クラウド」という言葉が流行りつつあった2011年当初の通信環境の進展を、経済学で定説となっている「公式」に当てはめつつ論じている。
あまり面白いものではなかったが、SIMロック解除やメタル回線の扱いなど、上梓されてから5年経った現在、著者の予測が正しかったことが分かる。
『次世代インターネットの経済学』
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