『噛み合わせと顎関節症の治療と予防法:きちんと噛める 美しい歯並びにする』(日東書院 2007)を読む。
現役の歯科医で東京歯科大学で講師も務める著者が、咀嚼の仕組みに始まり、不正咬合の検査や治療、噛み合わせの全身への影響、顎関節症の治療など丁寧に説明している。矯正器具の紹介や治療前治療後の写真等、そのまま治療の際の説明に使えそうな内容となっている。
月別アーカイブ: 2015年12月
『脳を活かす勉強法』
茂木健一郎『脳を活かす勉強法:奇跡の「強化学習」』(PHP研究所 2007)を読む。
著者自身の経歴や体験、脳科学の知見から、楽しく続けられる学習方法が丁寧に説明されている。冒頭で茂木氏は次のように述べる。
「脳を活かす勉強法とは、脳の特性を知り、自分の脳と上手につきあうことで学習そのものを楽しめるようになる”学びの習慣”のことです。ですから、この勉強法の本質は「いかにして自分の脳を喜ばせるか」だと言えるでしょう。
そして、著者は脳が喜ぶ3つの仕組みとして次の3つを挙げている。
- 「ドーパミン」による「強化学習」に寄って、脳を強化する。
- 「タイムプレッシャー」によって、脳の持続力を鍛える。
- 「集中力」を徹底して身につける。
筆者は、脳が喜ぶような達成感や報酬を与えること、スポーツの計時のようにプレッシャーをかけ続けること、そしていつでも勉強に集中できる環境作りが大切だと述べる。最後に著者は次の言葉で締めくくる。
学習の最終目的は、テストでよい点をとったり、資格試験に合格することではありません。まず最初に、「強化学習」の回路の最初のひと回しを行うこと。その過程でさまざまな試行錯誤を重ねること。そして、長い人生を通して「知」を探求していく姿勢にこそ、大きな価値があるのです。
『健康でいたければ鼻呼吸にしなさい』
今井一彰『健康でいたければ鼻呼吸にしなさい』(河出書房新社 2015)を読む。
久しぶりに新刊本を手にした。
タイトル通り、口呼吸は万病の元であり、鼻呼吸にすると、花粉症やアトピー、インフルエンザに歯周病、リウマチ、喘息、難治症疾患にまで効果があるという奇跡的な治療法を紹介している。といっても難しい治療ではなく、著者の考案した口周りと舌の筋肉を鍛える「あいうべ体操」と睡眠時に口呼吸を防ぐ「口テープ」の2つだけである。嘘のような話であるが、まずは2ヶ月実践してみたい。
以下、「あいうべ体操」について、著者のみらいクリニックのホームページより転載。
次の4つの動作を順にくり返します。声は出しても出さなくてもかまいません。
- 「あー」と口を大きく開く
- 「いー」と口を大きく横に広げる
- 「うー」と口を強く前に突き出す
- 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
1~4を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける
この体操は、真剣に行うとかなり疲れます。慣れるまでは、2~3度に分けたほうが続けやすいでしょう。入浴時にやるのがおすすめです。
また、「あいうべ体操」は、しゃべるときより口をしっかり、大きく動かす必要がありますが、無理は禁物です。
とくに顎関節症の人やあごを開けると痛む場合は、回数をへらすか、「いー」「うー」のみをくり返してください。この「いー」「うー」体操は、関節に負担がかからないため、何回行ってもけっこうです。
「ベー」がうまくできない人は、大きめのあめ玉をなめて、舌を運動させましょう。舌運動と甘味の刺激で、脳も活性化します。
「自衛隊を戦場へ送るな!12.19総がかり講演集会」
戦争法案は可決「成立」しましたが、
戦争法廃止・安倍政権退陣、政策転換を実現していくため、毎月19日に「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動」を継続しています。12月19日は講演会(屋内)を開催します。
どなたも参加出来ます。
日時:12月19日(土)14:00~16:00(開場13時)
場所:北とぴあ・さくらホール(東京都北区王子)
地下鉄「王子駅」出口直結/京浜東北線「王子駅」北口徒歩2分
*地図 http://www.hokutopia.jp/
主催:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
内容:講演 井筒高雄さん(元自衛官)「戦争法と自衛隊」
高木太郎さん(労働弁護団前幹事長)「自衛官の家族相談から」
このほか、憲法学者からの発言をお願いしています。
国会議員から/行動提起
■チラシはこちら→ http://sogakari.com/?p=1172
「ストップ入間基地拡張!市民の会」からのお知らせ
私たちの目で監視し抗議しよう!戦争法の具体化・自衛隊が入間基地で邦人輸送訓練を計画
入間基地が戦争法の具体化で重大な役割を負わされようとしています。12月9日、防衛省は、在外邦人輸送訓練を入間基地中心に「防衛省市ヶ谷、相馬原演習場、府中基地」を結んで行うと発表しました。
報道資料によれば、航空機3機・艦艇1隻・陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、内閣官房及び外務省など総勢450人が参加して実施されます。
入間基地拡張と自衛隊病院建設の目的は、新中期防衛計画の具体化であり、有事には全国から必要な部隊を集結させ、輸送機で海外に送り出す役目を果たし、自衛隊病院は負傷した自衛隊員を治療する後送病院となります。
防衛省や田中市長は「災害対処拠点施設」をうたい、基地拡張、基地機能強化の本質を隠していますが、今回の邦人等輸送訓練は「戦争法」の具体化そのものと言えます。統合幕僚部報道資料を参照ください(添付ファイル)。
★監視日程
★日時 2015年12月17日(木)18日(金)
・午前10時から12時・午後13時から16時
★集合場所 豊岡第一病院前の基地フェンス沿い
・近隣に駐車場がありません ・訓練時間が不明なため時間が流動的になっています
・都合のつく時間で参加ください
・現在工事が進められている新管制塔関連工事も見られます
★連絡先:ストップ入間基地拡張!市民の会 埼玉土建入間支部 04-2934-2225