日別アーカイブ: 2015年4月6日

チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地

本日、お台場にある日本科学未来館へ出かけた。
先日、芸人の浅草キッドが未来館で催されている期間限定の特別展示「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」で大声を上げて楽しんでいる番組を見て、子どもに少しでも科学技術に触れる機会を与えたいと思い家族を連れて行った。
平日なので首都高は大渋滞かと思ったが、葛西から湾岸線を経由してすんなりとお台場に到着できた。
紙に書いた魚や車の絵がスキャンしただけで、3D映像となり壁いっぱいに動き回ったり、どこにでもある積み木やままごとセットがCGと組み合わさったり、子どもたちは未来の遊園地に大はしゃぎであった。
際限なく成長し続けるもの凄い精密なCG画像や、iTunesのビジュアライザのように音楽に合わせて壁面を所狭しと動く映像など、大人が楽しめる展示もあり、子どもたちの側を離れ、一人映像の前に佇んだりした。

30年前の話になってしまうが、小学校6年生の時に筑波万博に行った時の驚きを思い出した。当時はハイビジョン映像や正確無比な動きをするロボットを見て、大人になったらこんな便利な生活を送るんだろうなと、自分自身の将来への期待と相俟って科学技術の素晴らしさに単純に感動していた。
遠くない将来、子どもたちもこのような遊びに日常的に触れることになるのだろう。

link:チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地

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『グラニーギア/私の自転車物語』

土屋朋子『グラニーギア/私の自転車物語』(山と渓谷社 1996)を読む。
ツール・ド・フランスに魅せられ、ツール・ド・北海道などの日本のレースの立ち上げや運営に携わり、現在は自転車スポーツを中心とした地域開発プロデューサーを務める著者が、自転車レースの魅力を思い入れたっぷりに語る。
ややもすれば、フランスや海外のレースはスケールが大きくて凄いが、日本は自転車文化が根付いておらず駄目だという二元論的な文章が目立つが、馴染みのない国内外の自転車レースの事情は理解できた。

自転車レースと言うと、日本ではまだマイナースポーツという括られ方だが、フランスでは国技ともなっており、ヨーロッパではメジャースポーツの一つに数えられている。3週間あまりに渡って行われるツール・ド・フランスも、1分1秒を争うレースという側面以上に、数千人単位で移動していくステージレースであり、観光業界を巻き込んだルート選定や、マスコミのキャンペーンなど数年単位で運営される一大イベントとなっている。

日本の箱根駅伝に近いイメージなのかとも思うが、裏方のスタッフを含めた総合的なチームとしての力量が試されるスポーツであることが分かった。日本でもてはやされるスポーツは、野球の投手やマラソン選手、ゴルフ選手など、前面に出てくる選手ばかりに脚光が当てられる傾向が強い。昔の合戦における大将同士の一騎討ちの名残なのであろうか。F1レースや自転車レースが日本でも「スポーツ」として普及していくには、もう少し深い面で日本人のスポーツ観が変わっていく必要があろう。