『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』という番組で放映された、マイケル・スティーブンソン監督、ジョージ・ハーディ主演『THE BEST WORST MOVIE』(2009 米)を観た。
史上最低映画と刻印された『トロル2』というホラー映画が、十数年を経て史上最高の「お馬鹿映画」として、マニアの間でカルト的な人気を広がって行く模様を描いたドキュメンタリー映画である。
『THE BEST WORST MOVIE』
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浜矩子『スラム化する日本経済:4分極化する労働者たち』(講談社+α新書 2009)を読む。地球規模でインフレとデフレが同時に進行している実態や、20世紀のような「資本」対「労働」という枠組み自体が崩れていった背景が分かりやすく述べられている。
内容も然ることながら、文章自体に力があり、淀みない講演を聴いているような感じになった。著者の訴えかける力のある演繹的な文章展開が印象的であった。