樋口裕一『読むだけ小論文 応用編』(学研 2001)を読む。
小論文といえども、全くのオリジナルな発想が求められているわけではなく、ある程度の展開の型が出来れば、後は構造的な知識で小論文が書けるようになると著者は述べる。本書では、民主主義や、消費社会、言語・文化、メディアなど小論文頻出テーマについて、チャート式に分かり易く解説がなされている。樋口氏の述べる「1:4:4:1」の起承転結型の小論文のスタイルは堅苦しくて好きではないが、これ以上のないくらい簡潔に現代日本人、日本社会が抱える問題が解説されており、楽しく読むことが出来た。
国公立大学で狙われるようなテーマはほとんど網羅されているので、受験生にオススメしたい。
『読むだけ小論文 応用編』
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