今日の東京新聞の夕刊に「都立大学の改革の方向」と題して南雲智都立大教授の石原慎太郎都知事による新大学構想に反対の論が掲載されていた。
大学の自治が都によって侵害されており、学問の自由を守るべきだという分かりやすい論であった。しかし、目指すべき都立大学のありようについては展開されていない。南雲氏は中国文学が専門ということだが、現在の日本の社会状況の中で、文学の価値、そして大学において文学部、文学科が必要とされる意義について自分の言葉で語ってほしい。都民から注目される「都民の大学」という宣伝文句だけでは石原都知事に負けてしまうだろう。
「都立大学の改革の方向」
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