テレビ」カテゴリーアーカイブ

『ウルトラマンギンガ』

9ff60

ここ3、4ヶ月、下の子どもがウルトラマンにハマっている。
昨年放映された再放送らしいが、ちょうど抱き合わせのおもちゃも値ごろ感が出てくる時期でちょうどよい。
最新作の「ウルトラマンギンガ」は、円谷プロダクション創立50周年の記念作品となっており、スーパー戦隊シリーズの『ゴーカイジャー』と同じく、歴代のウルトラマンや怪獣に自在に変身することができる。ウルトラマンセブンやウルトラマンタロウなども登場して、親世代や祖父母世代も一緒に楽しむ作品となっている。また、オープニングの主題歌はアルフィーの高見沢俊彦さんが担当しており、これまた、1980年代後半に流行った、アイドルが歌うアニメの主題歌のような、アップテンポのカッコイイ曲に仕上がっている。

しかし、子どもの頃にウルトラ怪獣スタンプで集めていたガッツ星人やイカルス星人がペラペラと日本語を話すシーンには幻滅してしまう。ウルトラマンも怪獣もただ黙々と自分に課せられた仕事を黙って全うする姿が格好良かったのに。。。日本人の労働に対する意識の変化が、子ども向けのヒーローにも反映されてしまうのであろうか。

「獣電戦隊キョウリュウジャー 最終回」

7c5986bc

本日の放映で、この半年ほど真ん中の子が無我夢中だった「獣電戦隊キョウリュウジャー」が最終回を迎えた。
変身グッズである「獣電池」を買い集め、攻撃の武器であるガブリボルバーやガブティラまで購入し、家族全員ではまり続けた。
歌って踊って闘って変身している子どもの様子を見ると、男親である私自身がこうだったのかと、少し気恥ずかしさも感じた。
子どもたちはヒーローのお兄さんを応援していたが、中年の私は若い青年が悪を倒すことに一生懸命になっている姿を微笑ましく見ていた。
実際自分自身が子どもの頃見ていたよりも、はるかに長時間にわたってハードディスクで繰り返し見ているのだから、情が移るのも当然であろう。

『INOKI BOM-BA-YE2013!』

131210INOKI-BOM-BA-YE2013

ハードディスクに録画してあった、『INOKI BOM-BA-YE2013!』(2014/01/03 フジテレビ)を見た。
大晦日の夜にド派手な演出の格闘技番組が姿を消して久しいが、北岡悟選手や青木真也選手のキレのある動きに目を見張った。
後半はオールドプロレスのような試合だったので、チラ見程度であったが、ミノワマンや石井慧選手などの決して金銭的には恵まれていないであろう格闘技愛がよく伝わってきた。

テレビで見た限りだが、審判が「ここだ」という場面できちんと止めていたので、スポーツとして安心して見ることができた。締めや関節に加え打撃もある中で、選手の動きを見極め、試合の興奮を背に受けつつも選手の生命すら預かるMMAの審判は、大変な技量と精神力が求められる。

それにしても「三日月」から真っ直ぐに入ったパンチの凄さを改めて実感する場面もあった。首を痛めた自分にとっては、その後のリハビリの大変さも合わせて痛みとして「ぐうっ」と伝わってきた。

衆院選挙報道を見て

昨夜はずっと選挙報道を見ていた。
自民党の圧勝であったが、死に票が多く民意を反映しにくい小選挙区の弊害や、一票の格差などが指摘されていた。
インターネットがこれだけ普及しているわけだから、狭い国土の日本では、もう国会議員は全国1区の比例代表制のみの選出でよいのではないだろうかと思いながら見ていた。地方分権が進み、防衛と外交以外は地方に任せる仕組みがあっての話だが。
そうすれば一票の格差などは吹き飛んでしまうし、死に票も少なくなると思う。

と、書きながらネットを調べてみると、日本でも30年ほど前までは参議院で全国1区制だったようだ。また、全国1区制でも政党内部の衝突によって、これまた民意を上手く反映しないとのこと。

また、報道を見ながら自民党の議員が「3年半でズタズタになってしまった日本云々」と発言していたが、勘違いも甚だしい。3年半前まで自民党が溜めてきた汚点を民主党が解消しきれなかっただけであり、どこの党が政権を担っても、わずか3年半では結果は大同小異であったはずだ。
民主党は健全な野党として、右派の論陣を張って「ウハウハ」している自民党のブレーキ役として機能してほしい。