第116回芥川賞受賞作、柳美里『家族シネマ』(講談社)を読む。
正直展開にドキドキする作品ではない。家族という共同体に対する否定、血がつながった家族すらも「登場人物A」という記号になってしまう現代家族風景を場面展開の素早いテンポよい文体で描いている。
『家族シネマ』
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第116回芥川賞受賞作、柳美里『家族シネマ』(講談社)を読む。
正直展開にドキドキする作品ではない。家族という共同体に対する否定、血がつながった家族すらも「登場人物A」という記号になってしまう現代家族風景を場面展開の素早いテンポよい文体で描いている。