池上彰『ニュースの「大争点」:世の中のアレコレ、そうだったのか!!』(講談社 1999)を読む。
論の分かりやすさに定評のある池上氏であるが、国際政治から経済、福祉まで端的に問題の背景や要因が解説されており、大変読みやすかった。
海外で起こる紛争についても、冷戦崩壊後、イデオロギーの対立から、近親憎悪的な民族紛争、宗教紛争に移り変わっていく過程が丁寧に解説されており、読者である私自身が一端の評論家になったような錯覚を起こしてしまうほどだ。小論文受験を控えている高校生や大学生に是非薦めたい。
『ニュースの「大争点」』
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